韓国に留学がしたいんだけど留学前にはどのくらい勉強した方がいいの?
今回はこのような疑問にお答えします!
- 留学前に初級レベルの言語資格を持つと有利
- 言語資格のレベルと会話の実力は別物
- 勉強をするなら意思疎通をするための会話の練習もする
- 留学前の韓国語の勉強方法
留学前の韓国語の勉強はどのくらい必要なの?

留学前の韓国語の勉強はどのくらい必要なの?
国際化の流れから、学生のうちに海外留学を考えている方も多いと思います。留学希望者の中には「留学前にはどのくらい勉強するべきなのか」や「今の言語レベルで留学にいって大丈夫なのか」と不安になったりもするのではないでしょうか。
今回はそんな方たちのために、留学前の勉強の目安やどういったことを勉強すればいいかについてまとめていきます。ぜひ参考にしてみてください。
学生時代に韓国での1年間留学経験あり。実際に留学をして、留学前に勉強しとけばよかったなということが幾つかあったので記事にしてみます。
留学前の勉強・語学力の目安は?

留学前の勉強・語学力の目安は?
僕が考える留学前の勉強や語学力の目安は「語学の検定試験の初級レベル」です。(韓国語でいうならTOPIKⅠの2級くらい)
理由は3つです。
- 独学でも合格できるレベル
- 語学検定の資格を持っていると留学の審査などで有利
- 自分がどの程度言語ができるか伝えやすい
1つずつ具体的に説明していきます。
独学でも十分合格できる
まず1つ目の理由は独学でも合格が目指せるからです。
語学初心者の場合あまりにも高いレベルを目指しすぎると途中で挫折してしまう可能性も十分に考えられます。最初は高すぎる目標を設定するのではなく、楽しみながら勉強することが大切です。
語学検定の資格を持っていると留学の審査などで有利
留学や交換留学は希望すれば誰でも行けるというわけではありません。もし留学希望者が複数人いた場合は選考が行われます。
そういった際に独学で資格を取得している人とそうでない人では、やる気の表れが違ってきます。留学への熱意を伝えるためにも資格は持っておいて損はないでしょう。
自分がどの程度言語ができるか伝えやすい
これは留学に行ってからの話になりますが、現地で選択する講義のレベルの目安になります。講義は自分のレベルに合ったものを選択しないと全く勉強になりません。難しすぎたら理解できないし、簡単すぎたらわざわざ留学した意味がなくなります。
万が一講義のレベルがわからなければ、「資格の○級を持っているが、受講しても理解できるか」と先生に聞いてみるといいでしょう。
なるほどね!とりあえず初級レベルの語学検定の合格を目指してみるよ!
もちろん言語レベルが高いに越したことはありません。独学でもどんどん勉強できる方は中級、上級レベルまで目指してみてください。ただし語学初心者が無理に目指す必要はないので、あくまでも無理のない範囲での学習をおおすすめします。
言語検定を受検する際は世界的に認知されている検定を受験するようにしてください。
例)英語→ TOICK:○ 英検:×
韓国語→TOPIK:○ ハングル検定:×
決して英検やハングル検定がダメというわけではありません。留学先で自分の実力を証明する際に使えるという点で世界的に認知されているものを推奨します。
語学検定を持っていれば安心というわけではない!?

語学検定を持っていれば安心というわけではない!?
先ほど初級レベルの言語検定を取得するといいと言いました。ただ勘違いしてはいけないのが、資格のレベルと会話のレベルは一致しません。
ここで僕が言いたいのは、留学前に会話の練習もしておいて欲しいということです。
- 語学検定では基本的な文法や単語は学べるが、練習しないと会話に応用できない
- 外国語を使いなれてないと恥ずかしさがあっていざというときに話せない
- 現地に行った時の意思疎通に困る
理由は上記の3つのとおりです。日本の英語教育を思い浮かべてもらえれば簡単だと思います。
みなさん中学、高校で6年間、英語の授業がありましたよね。文法や単語の試験を行って徹底的に英語の学習をしました。
それなのに英語話せる人少ないですよね…?
日本の英語教育では会話の練習はほとんどしません。受験対策の英語はできても、日常で使える英語ではないのです。
これと一緒でどんな言語でも語学検定の学習では会話の能力は身につきません。検定の勉強とは別で会話の練習にも取り組んでみてください。
会話はどの程度できるようになった方がいいの?
最低限の意思疎通ができれば問題ありません。
- お腹が空きました。
- 〇〇が食べたいです。
- 〇〇に行きたいです。
- 〇〇はどこですか? など
日常生活を送る上でよく使うフレーズは頭の中にインプットしておくといざという時にも役立ちます。
留学前にしておくと役立つ韓国語勉強法

留学前にしておくと役立つ韓国語勉強法
ここからは具体的な韓国語の勉強方法についてです。実際に僕が使っていた教材などを紹介します。
TOPIK対策

TOPIK対策
韓国語能力試験TOPIKⅠ 初級完全対策
これを反復練習すれば確実に合格できると言っても過言ではない1冊です。
この本の特徴はこんな感じです!
- 問題のパターン解説
- 3回の模擬演習と丁寧な解説
- CDも付いているのでリスニング対策も可能
学習する際のポイントは2つ!
- 最初はわからない単語を調べながらの問題演習でOK
- わからなかった単語には印をつけておく
わからない単語を調べながらやってもいいの?
大丈夫です!わからない単語をそのままにしておいても勘でしか問題が解けません。語彙力を増やすという意味でも、少しでも曖昧な単語があればその都度調べるようにしてください。
わからない単語に印をつけるとどんな効果があるの?
- 何回やっても覚えられない苦手な単語をピックアップできる
- 1回目はわからなかった単語が2回目は覚えられていたなど成長を実感できる
何度反復練習をしても覚えられない単語は、必ず出てきます。5回やっても覚えられない単語をノートにまとめて、オリジナルの単語帳を作るなど対策ができるので印は必ずつけるようにしましょう。
韓国語の会話練習

韓国語の会話練習
会話の練習方法にはこんなものがあります。
- 韓国人と会話
- 音読やシャドーイングで韓国語を声に出す
- 韓国ドラマなどで出てくる言葉を反復する
韓国人との会話
友達や周りに韓国人がいるなら、韓国語で会話するようにしましょう。韓国語を聞いて韓国語で返すという方法が1番手っ取り早い会話の練習方法です。
音読やシャドーイングで韓国語を声に出す
頭の中で韓国語を読むのと、実際に声に出すのでは雲泥の差があります。声に出すのは恥ずかしさもあったりして、なかなか上手に話せないということも。1日5分でいいので韓国語を声に出す練習をしておきましょう。
韓国ドラマなどで出てくる言葉を反復する
韓国ドラマなどでは日常でよく使うフレーズなどがよく出てきます。ドラマを見ながらセリフを真似してみましょう。
ちなみにドラマでも以下のジャンルはあまりお勧めできないので注意してください。
- 時代劇
- 医療物
- 刑事物 など
これらのジャンルは専門用語や昔の言葉が多用されるので、日常会話の練習には不向きです。
学園物や恋愛、コメディなどのジャンルを見ると、日常会話でも使えそうなフレーズが多用されるので是非見てみてください。
まとめ:資格は初級、会話は最低限の日常会話を身につけよう!
今回は僕の韓国留学の経験を踏まえて、留学前に身につけておいたほうがいい韓国語のレベルについてまとめてみました。
僕が韓国に行って一番困ったのは韓国語で話しかけられてもほぼ理解できなかったことと韓国語での意思疎通ができなかったことです。
最初は超初級レベルの「어디 가??」(どこ行くの?)が理解できないほど韓国語ができませんでした。友達になりたいし話もしたいのに意思疎通ができないというのは非常に辛いです。
最低限の意思疎通でいいので、よく使いそうなフレーズは繰り返し練習して頭の中にインプットしておいてみてください。みなさんの韓国留学がよい経験となることを祈っています!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました( ^ ^ )